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金属アレルギー

近年日常で使用される金属材料が原因で生じるアレルギー性の皮膚炎が発症することが問題になっております。

例えば口内炎や舌炎だけでなく手や足等の全身に湿疹などの炎症が現れることもあります。

患者さんのなかにはなかなか治らない手の湿疹が良くなったなどのケースもあります。

※金属アレルギーに関する調査研究参照

原因

口の中にある銀歯や詰め物などの金属が原因となりアレルギー反応が生じます。

正確には金属から溶け出した金属イオンが体内に吸収されることがきっかけで起きます。

原因となる金属には現在歯科の銀歯等に使用されているパラジウム合金が多いと言われています。

症状

1、アトピー性皮膚炎

2、接触性皮膚炎

3、掌蹠膿疱症

4、痒疹

5、脱毛症

6、扁平苔癬(皮膚)

7、口腔内灼熱感と疼痛

8、口腔扁平苔癬

9、口唇炎

10、舌炎

11、口内炎

診断

アレルギー検査を行います。

検査をおすすめする患者様

・ピアスやネックレスやベルトで赤くなる患者様

・肌荒れしやすい患者様

・アトピー性皮膚炎のある患者様

・花粉症の既往のある患者様

検査には2通りの方法があります。

1、パッチテスト

原因が疑われる金属の試薬を腕や背中に貼ります。2、3日後にシートをはがし、15分後に判定します。

2、DLST検査(血液検査)

採血を行い血液に含まれる成分により、金属アレルギーの有無を解析します。

どちらも皮膚科へ依頼して行って頂くことになります。

歯科の治療

1、詰め物や被せものを金属を使用しないものに変える。

前歯は小さな虫歯であればコンポジットレジンと呼ばれるプラスチックの樹脂で治療を行います。

被せたりする場合はオールセラミックやジルコニアをオススメします。

奥歯は保険での白い被せものが認められます。但し、皮膚科にて金属アレルギーの診断があれば変えることが出来ます。

診断が無い場合では条件がありますが下顎の第一大臼歯までは白く変えることが出来ます。

歯がない場所にはジルコニアを使用したブリッジか金属を使用しない入れ歯やインプラントが良いと思います。

但しインプラントの場合はチタンという金属を使用します。非常にアレルギーの出にくい金属と言われています。

金属アレルギーは近年急増してきています。

もしも出来る限りお口の中に金属が無い方が体の健康にも繋がりますので気になる症状がある場合には是非ともご連絡ください。

南小岩の歯医者 | 小野寺歯科医院

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