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親知らず

親知らずとは

親知らず(おやしらず)とは、大臼歯(大人の奥歯)の中で最も後ろに位置する歯であり、第三大臼歯が正式な名称で、智歯(ちし)とも呼ばれています。
親知らずは中切歯(最前方の前歯)から数えて8番目にあり、永久歯(大人の歯)の中で最後に発育します。

親知らずが生えてくる時期

永久歯は通常15歳前後で生え揃いますが、親知らずは生える時期が概ね10代後半から20代前半であり、親に知られることなく生えてくる歯であることがその名前の由来だとも言われています。

親知らずの痛みの原因

親知らずは歯肉に部分的に被ったままになることにより不潔になりやすく、歯肉の炎症を起こしやすい状態となってしまいます。これを智歯周囲炎(ちししゅういえん)と呼び、20歳前後の人に発生する頻度の高い疾患です。

親知らずにより引き起こされるトラブル

腫れ / 痛み / 頭痛、肩こり / 口臭

親知らずの抜歯

抜歯すべき最適な時期

炎症などが頻回に起こる場合には抜歯をおすすめします。
加齢変化により歯と骨がしっかりくっついて年々抜きにくくなってきたり、治りが遅くなることがあるため、抜歯をする場合は可能な限り年齢の若い時期に行なう方が、身体への負担が少なく済みます。

抜歯の難易度

まっすぐに生えている場合
難易度普通抜歯と同様です。
所要時間30分程度
費 用2,000円前後
横向きに生えている場合
難易度抜歯が困難です。歯を削ったり、歯肉を開く必要があります。
所要時間60分程度
費 用3,000円~5,000円
埋まっている場合
難易度抜歯が最も困難です。場合によっては提携している大学病院にご紹介させていただきます。
所要時間60分~90分程度
費 用5,000円前後
難易度 所要時間 費 用
まっすぐに生えている場合 普通抜歯と同様です。 30分程度 2,000円前後
横向きに生えている場合 抜歯が困難です。歯を削ったり、歯肉を開く必要があります。 60分程度 3,000円~5,000円
埋まっている場合 抜歯が最も困難です。場合によっては提携している大学病院にご紹介させていただきます。 60分~90分程度 5,000円前後

抜歯をお勧めするケース

親知らず自体、または手前の歯も虫歯になってしまった場合

親知らずは一番奥の歯のため治療器具が届きにくく、その後の手入れも困難です。また、治療ができたとしても再びむし歯になる可能性があり、親知らずがむし歯になったらあえて治療をせずに抜いてしまった方がよい場合があります。また、手前の第二大臼歯もむし歯になってしまった場合は、速やかに親知らずを抜いて第二大臼歯のむし歯を処置する必要があります。長期にわたって放置すると第二大臼歯までも悪くなり、抜歯することになる恐れもあります。

横向きに埋まっていて前方の歯に障害を及ぼしている場合

親知らずが横向きに埋まっていると智歯周囲炎や手前の第二大臼歯の吸収(歯の根が溶かされるように浸食されること)を引き起こすので、親知らずを抜歯することが多いです。

必ずしも抜歯しなくていいケース

親知らずが上下でしっかりと生え、かみ合っている場合

親知らずが顎に直立して生え、お互いにかんでいる場合では清掃もある程度行えるので抜く必要はないかと思います。

顎親知らずが顎の骨の中に完全に埋まっている場合

この親知らずは周りの歯や骨に悪い影響を与えることはないと考えられ、痛みや腫れなどの症状がなければ直ちに抜く必要はありません。

親知らず抜歯の流れ

親知らずがまっすぐ生えている場合

親知らずが斜めに生えている場合

抜歯後の注意点

・術後2~3日は腫れや痛みがあり長ければ2週間程度続くこともあります。
・抜歯後に歯茎が痩せます。その結果、隣の歯がしみやすくなることがあります。
・抜歯後ドライソケット(治癒不全)が起こることがあります。目安として2週間経過しても痛みの状態が改善されなければ可能性が高いです。
・抜歯後、血が止まりにくいことがあります。
・骨そしょう症の患者さまでビスフォスフォネート製剤を服用されている患者さまは、顎骨壊死が起こるリスクがあります。
・下の親知らずの場合、下歯槽神経を傷つけることで麻痺症状が出ることがあります。
・上の親知らずの場合、抜歯をすることで上顎洞と交通する恐れがあり、上顎洞炎を起こす可能性があります。術後、鼻から出血する可能性もあります。

親知らず・抜歯でよくあるご質問

どんな時、親知らずが痛くなるのでしょうか?

体調不良の時やお口の中で歯ブラシが上手くできなかった時に痛みを感じることがあります。

そもそも親知らずはなぜきちんと生えないのでしょうか?

① 顎が退化して小さい
歯茎の中に親知らずが埋まっているのに生えてこないのは、顎が小さいことが原因のひとつです。
顎が小さいと親知らず(歯)が生えるスペースがなくなってしまい、歯茎の外へ出てくることができなくなってしまいます。現代は食生活が変化し、柔らかい物ばかり食べるようになったことで顎の発達が抑制されたことが原因ではないかと考えられています。このような状態になると、無理に生えてこようとした親知らずが歯茎を傷つけ炎症を起こしてしまう場合があります。

② 遺伝的要因
歯の生え方には個人差があり、遺伝や生まれつきの要素も強く現れます。
ちなみに親知らず自体がなくても問題はありません。むしろ、現代人は柔らかい物ばかりを食べているので、親知らずの必要性がなく自然と退化している傾向にあります。今後は親知らずが生えない人の方が多くなる可能性が十分にあります。

抜かないで治す方法はありますか?

まっすぐに生えている歯ならば通常の歯科治療を行なうこともあります。

親知らずの抜歯前の注意することは何でしょうか?

体調を整えておくこと、そしてお口の中をきれいにしておくことです。

親知らずの抜歯は大体どのくらいの時間で可能ですか?

30分~60分前後です。(症状によりますので、ご相談ください)

親知らずの抜歯はいくらかかりますか?

2,000円~5,000円の間です。

抜けなくて途中で中止されることはあるのでしょうか?

あります。
どうしても歯が完全に抜けなくて途中で終わることはあります。そのまま歯を抜くよりも、中止した方が患者さまにかかるリスク(術後の痛みや顎を開け続ける疲労)が少ないと思われるからです。

親知らずが虫歯になると抜歯は難しいですか?

難しくなります。
抜歯は、てこの原理を利用して抜くのですが、支点となるべき部位が虫歯になっていると力がかかりにくく抜くことが困難になる場合があります。

親知らずを抜くと小顔になる?

小顔になる場合もあります。
親知らずは、上下合わせて4本存在しています。この本数には個人差があって、そもそも1本も生えてこない人がいれば、4本ともきっちり生えてくる人もいます。 そして、4本ともきっちり生えていて、噛み合わせにも貢献している親知らずであれば、抜歯によって小顔効果が現れることがあります。 なぜなら、上下できちんと噛み合っている親知らずというのは、その周囲の骨や歯肉、それから筋肉なども発達しており、顔の輪郭にもそれなりの影響を及ぼしているからです。 そんな親知らずを抜歯すると、次第に顎の骨が吸収され、顎の筋肉も衰えていきますので、顔の輪郭も少しばかり小さくなることでしょう。